[9684] スクウェア・エニックス・ホールディングス 会社分析

銘柄分析
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どんな会社?

 ゲーム事業を中心に、出版事業、アミューズメント事業、ライツ・プロパティ事業を展開する情報通信企業です。「ドラゴンクエストシリーズ」や「ファイナルファンタジーシリーズ」を手掛ける同社は世界中にファンを持つ日本の有名企業のひとつでもあります。

 ゲーム一辺倒の企業かと思いきや、出版事業も最近は好調であり同社が手掛けるコミック、ライトノベルのタイトルが続々とアニメ化・商品化が決定したりと非常に好調です。

Leco
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今回はゲーム事業を中心に、今後発売されるタイトルや同社の注目ポイントに言及しながら分析します。

企業データ

出典:Yahoo!ファイナンス
PER31.36倍
PBR2.57倍
EPS140.93円
配当43.00円 (利回り:0.97%)
Leco
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2019/08/25現在のデータです。年初から直近までで株価が非常に伸びているのが伺えます。次に今期の決算内容を見ていきます。

2019年4月-6月決算内容

出典:スクエア・エニックス・ホールディングスIR資料

デジタルエンタテインメント:コンシューマーゲーム

出典:スクエア・エニックス・ホールディングスIR資料

デジタルエンタテインメント:MMO

出典:スクエア・エニックス・ホールディングスIR資料

デジタルエンタテインメント:モバイル・ブラウザゲーム

出典:スクエア・エニックス・ホールディングスIR資料

 2019/08/06に発表された決算は全体で見ると前期より33億円増益の71億円の営業利益となりました。デジタルエンタテインメント事業で前年と営業利益を比較してみるとコンシューマーゲームが同程度、MMOが、モバイル・ブラウザゲームが同程度となっています。今回の分析で最も重要な部分がスクエニHDのMMOが非常に伸びているということです。

MMO続伸の理由

 そもそもMMOというのはMassively Multiplayer Onlineの略称で多人数のプレイヤーがオンラインで遊ぶゲームのことです。現実世界と同様に他人と交流したり、物を作ったりと戦闘以外の部分でも様々な趣向が拵えられており、様々なニーズに応えることの出来るよう作られています。

 さて話を戻すと、今回のスクエニHDの続伸の理由はずばりファイナルファンタジー14の追加パッケージが非常に好調だったためです。このFF14というタイトルは約2年に1回この様な追加パッケージが世界で発売されており、この他にも月額料金が発生するMMOです。プレイヤーは毎月追加されるイベントやダンジョンを楽しみに課金を続けるシステムとなっています。このビジネスモデルはサブスクライブ事業と非常に似ていますね。プレイヤーは毎月1000円程度と2年に1回の更新料を払う。企業は安定した収入計画をもとに、より事業を大きくするという流れです。

現在FF14の登録者数は世界中で1600万人を突破しています。

 今回の決算のさらにすごいところはプレイヤーの増加が著しい中国が含まれていないということです。(※中国サーバーは設立して間もないため10月に発売予定)そのため次回の決算発表では更に続伸する可能性があります。

 余談にはなりますが、このFF14の特徴として追加コンテンツの度にプロデューサーである吉田直樹氏が更新内容について生放送を実施することが挙げられます。役員クラスの方がこのようにメディア露出を積極的に行う企業はなかなかないと思いますので、興味を持った方は是非視聴してみてください。銘柄分析の上で会社の雰囲気を感じる良い機会にもなると思います。生放送はYouTubeやTwitchで放送されています。

Leco
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私のTwitterでも情報があれば随時リツイート等で展開します!吉田Pの人柄が気になった方はこちらのリンクからインタビュー内容が見れます。

今後の展望

 今後もFF14の登録者数を増やしながら開発を進めることでより大きな、安定した収入が得られると想定されます。一方でMMOコンテンツ以外は停滞しているため、どこかでそのイメージを払拭してくれることを願っています。今後発売のタイトルで期待されるのはやはり「FF7 REMAKE」でしょうか。※2020年3月発売予定

このタイトルは2015年E3で発表されたときは一日で株価を約8%上昇させる程の期待値を持っています。

発表当時の株価推移 この後3000円を突破したものの翌日2800円前後に推移しました。

裏を返せばこのタイトルがこけるとスクエニHDへの期待値が大きく下がるとも言えます。

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まとめ

  • ゲームだけでなく出版事業もアニメ化・商品化で好調
  • デジタルエンタテインメント事業はFF14追加パッケージ「漆黒のヴィランズ」が牽引
  • コンシューマーゲームとしてはFF7 REMAKEが期待されるが、期待値が高い分反動を受けそうなコンテンツとなっており、続報に期待

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