[香港デモとeSports]ブリザード社が香港選手処分へ

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香港選手処分のあらまし

 米国ブリザード・エンターテイメント社が運営するeSportsタイトル「HearthStone」の国際大会GrandMastersで香港人選手のblitzchung選手が「香港を開放せよ。革命のときだ。」といった発言をしたことから同選手の本年度の獲得賞金約3000万円と1年間の大会出場を認めない決定をしました。

GrandMastersとは

  参加選手は南北アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋の3つの地域それぞれで16名ずつ合計48名のトッププレイヤーが集う大会です。生涯獲得賞金や2018年の大会結果などの条件にもとづいて選出されています。最終的には各地域上位2名が選ばれ総額5000万円の賞金をかけて争います。

事件の詳細

 今回の事件は試合後のインタビュー時に発生しました。blitzchung選手がガスマスクとゴーグルを装着し、上記香港デモに関する政治的発言をしたのです。ブリザード・エンターテイメント社はこれを以下3点の理由から賞金剥奪、出場停止処分にしました。

  • 競技者自身の評判を貶める行為
  • 集団や一部の人々の感情を損なう行為
  • Blizzardのイメージを毀損する行為

そもそもこの行為が悪い行為なのかは各個人意見があると思いますが、私としてはこういった視聴者も非常に多く、影響力が強い場面でのこの発言は非常によくない発言であると感じました。視聴者はトッププレイヤー同士の試合を観に来たのであって、選手が関わる外的要因に関して興味を持って視聴している訳ではないからです。もちろん、香港が置かれている状況は理解していますし、彼らが尊厳をかけて必死に戦っていることも理解できます。しかしながら、それを理由にして大多数の無関係である人間の感情を無視して良い理由にはならないと思うのです。一般的なスポーツにおきかえますと、オリンピックなどでは競技中、表彰台中での政治的発言は何らかの処分対象となるそうです。しかし、試合後のインタビュー等で個人の場であるならば政治的発言をしても処分はされないのが通説です。

それなら今回の様な発言も問題ないのではないかとの意見もありそうですが、この放送はそもそもブリザード社が発信しているものであり、インタビューに関しても”ブリザード社の”コンテンツの一部であって、一般的なスポーツと異なり選手個人に与えられた自由発言の時間ではないのです。ですので、この大会ルールにもある通り、一連の事象は処分対象として妥当だったと思います。この発言によって気分を害した方がいたかもしれませんし、興味のない国の方もいらっしゃったと思います。そういった人々に対しての配慮はするべきですし、今後もこういった影響力のある舞台での選手発言には選手側も十分気をつけるべきだと思います。まだまだ歴史の浅い文化であるためこういった事象にも慣れていない部分が選手、運営共々あると思いますが、双方常識、配慮を持って望んで欲しいというのが私の思いです。

Leco
Leco

中国やテンセントに配慮したためこういった処分になったということではなく、あくまで一般的な判断の上こうなったのだと思います。現在LoLの世界大会も実施していますが、こちらでは香港というワード自体が伏せられており(略称が使用されており)、これはあまりにも過剰な判断で私は少し閉口気味です・・・。選手同士の熱いエピソードといった外的要因なら良いのですが、政治が絡むと少し萎えてしまいますね・・・。

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まとめ

  • インタビュー中の香港デモに関する発言により処分が決定した
  • 置かれた環境は十分理解できるが、それを発信する場ではないという理解が必要
  • 運営側も今回の様に判断基準をしっかりと出して、明確にしていくことが重要

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